石川 遼クン

いつも歯科に関して記載してきたので、今日は嗜好をかえてゴルフの話です。

僕はゴルフはするが、一年に一回するかしないか、しかもお付き合いでプレー

する程度です。

練習も嫌いなため、スコアは、百をこえる腕前です。

今日診療の合間にふとテレビに目が移り、大会の中継を見ていました。

技術的なことは詳しくはわかりませんが、素人の僕が見ていても、遼君のショットは違いました。

終盤の勝負所でしたが、打つたびピンによっていくのです。

遼君はまだ高校三年生、精神的には、まだまだ未熟なはず。メンタルがもろに反映する

スポーツのゴルフにてこれだけの成績を上げている彼。

メンタルトレー二ングは必ずしているはず。彼のメンタルに迫りたい。そして教えを請いたい。

ウルトラ高校生、遼君に。

電子カルテ(レセプトコンピューター)

今日はカルテについてです。

今やどの科においても、カルテを手書きにて記載している医療機関は少ないと思います。

当院でも全て電子カルテになっていますし、画像についても全て保存しております。

これにより会計処理が抜群に簡素化されましたし、診療報酬の算定漏れが少なくなったと思います。

しかしいくら機械化されても入力するのは人間です。忙しい時などは、多く算定する事はありませんが、

やったことなのに、算定し忘れがあります。いわゆるタダ診療です。

僕は機械化に反対ではありませんが、手書き時代のカルテはなんだか温かみがあったな~なんて

分厚いカルテはそのまま、その患者さんの歯の歴史でもあるのです。

効率ばかり追い求める事、悪くはありませんが、分厚いカルテを意味なく一枚一枚めくってみるのも

風情のあることと感じます。先人達の戦いの日々、苦悩、喜び、どんな読み物よりドラマチックです。

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月始めの決まり事(保険証の確認)

時が過ぎるのは早いもので、明日から10月です。

国民健康保険の方は、新しい保険証が届いているはずです。どの医療機関でも今までの

ものは使えませんので注意してください。

医療機関を受診したり、月をまたいで受診すると保険証を提示します。なぜだかわかりますか?

難しい話になりますが、患者さんが、医療機関でお支払いただく治療費は本来の治療費の一部

(ほとんどの方は三割の負担金。高齢者、お子さんは違います。)なのです。

残りの残金は、患者さんの属する保険組合から、後日医療機関に振り込みとなります。

もし期限が切れていたり、転職されたりの場合、もう属していなかったり、期限が切れてますよ、

と振り込みませんから~と通知が来るのです。

医院にとっては深刻な話です。きちんと治療したにもかかわらず、正当な報酬を得られない事に

なるわけです。

最近民間の病院や、国立大学病院でも、その数が多く、経営を圧迫する額だそうです。

医療機関は、営利目的な社会的立場ではありませんが、ボランティアではやっていけません。

皆様の理解と協力、お願いします。

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レントゲン(画像診断)について

先週週末より大阪での学会の為、ブログの更新ができずすみません。

今日は歯科での画像診断について話します。

診査診断は、どの科にとっても診療の基本となると考えています。患者さんにとってこんなになった

原因は何なのか?を患者さんは知りたい訳です。しかもその事を解消したい為に、医療機関を

受診する訳です。

しかしながら、この診断が曖昧だったり、診断がついても患者さんが理解できないような説明だと

患者さんは、信用、信頼しないと考えています。

歯科では対象となるのが硬組織なため、レントゲンでの画像診断が特に重要となってきます。

問診、視診、打診、画像診、にて受診当日に診断結果をお伝えします。

この様々な資料を頭で統合し、病名、治療方針を提示する訳です。慣れからくる診断にだけは気を

つけないといけません。常に見落としはないか、他の可能性はないのか?自問自答しながらの

作業となります。

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読書のすすめ

昔から僕は読書が大嫌いでした。大学に入学してからも専門書以外の

本を読むことはありませんでした。

しかし開業医となり、日々の診療の中で専門技術を勉強することもさることながら、

経営に関してや、リーダーとしての統率力、人間としての厚みがより必要である

事に気づきました。それ以来あれだけ嫌いだった読書が好きになりました。

ビールがおいしく感じるようになったり、昔は感じなかったが、NHKの番組を興味深く見たり。

人は日々進化できるのだな~変われるんだな~

読書が嫌いだった年代のスタッフをかかえ、この事をどのように伝えたらいいか?

大問題である。

歯の神経を極力保存する事

僕は極力削らず、歯の神経を残すことを治療でとても重要としている。

患者さんにとっては、神経を残すことの利点をもちろん説明しているが、

銀歯をつけた後、何日か咬んだ時の痛みや冷たいものがしみれば、虫歯が

残っているのではないか?と質問されます。

じゃあなんでもかんでも神経取ってしまえば、症状はありませんが、医療人としての

モラルがあるとは言い難いです。

今でも何軒かの歯科で何人もの勤務医をみていますが、神経を比較的安易にとる

治療計画を立てる先生がいるのも事実です。患者さんに色々言われるのが面倒なのか?

痛み程度にもよりますが、できる限り神経の保存に取り組んでくれる先生は、

長いスパンであなたの歯の未来まで考え、処置してくれている先生であることは、

事実です。

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ラポールとは、、、信頼関係、、、、

当院の治療はコンセプトに信頼関係、すなわちラポールの形成が重要で

あると考えている。

この患者さんとの信頼関係が崩れてしまえば、医療行為などできるはずが

ないのである。

逆に関係が結べないのであるなら、医療行為はしないと決めている。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  患者さんは短い時間の間に、身を任せてもよいかの判断をしている。

他の仕事でも共通することだが、信頼を失う事は一瞬ですが、回復は不可能

か、多大な時間と労力がかかる。

僕は、毎日、患者さんごとに、その事を意識し仕事にあたっているつもりです。

体はもちろん疲弊するが、プロとしては当然の事と考えている。確かにありふれた

毎日いかようにも楽に過ごせることは分かっているが。

お金ではない、患者さんからの感謝の言葉ほど、嬉しいものはない。

その為に仕事をしている。

歯科治療ユニット

毎日患者さんに治療を施しているイスをユニットと言います。

僕らは、このイスがない限り、まず仕事をする事ができない。

車と同じように、様々な使用があり、日本製、外国製、あります。

このイスが歯科医院の中でレントゲンに次ぐ価格の高さです。

年配の先生はこだわる傾向が強く、経済的に余裕がない僕ら世代は、もっぱら

国産メーカーのお世話になっている。

歯と同じように、きちんとメンテナンスされているユニットは、何年たっても奇麗で

壊れにくい。他の歯科医院にお邪魔すると僕はまず、ユニットのチェックをする。

これにより先生のレベル、そこで働くスタッフのスキルや、レベルをある程度知ることが

できるからだ。

僕らは道具を使い仕事をしている、イチローの様に道具にこだわり、大事にしていきたい。

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