2024年 5月 の投稿一覧

歯科治療のゴールとは❓何をもってゴールなのか❓

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

今日は歯科治療のゴールとは?学会のタイトルになりそうなぐらい、壮大なテーマであります。

結論、患者さんによって異なりますので、明確な指針はありません。

ふざけるな‼️

と、お叱りを受けそうな結論ですが、僕が25年間臨床を行なってきた感想です。

何をもってゴールとするのか?にもよりますが、患者さんの考えるゴールは多種多様であります。僕の現在の臨床レベルの全てを強要し、遂行できたとしてもそれは独りよがりのゴールとなります。

治療は患者さんの希望を伺い、術者がその希望に限りなく近づける行為である。

元々の歯の状態も様々、術者の技術レベルも、、、様々である。

学会、講習会では術者の思うように処置できたケースが多く提示されるが、そんなケースは氷山の一角である。その他の大多数は何かしらで折り合いをつけた臨床ケースである。

先生によっては、保険治療のようなレベルの低いクォリティーの仕事はしたくない‼️と保険外しか治療されない先生もいる。その方々の医療観に則り行えば良いので、それはそれで構わないと思っている。

歯科治療の真のゴールは、限られた予算の中で、もっている最大の臨床力で、患者さんの要求に限りなく近づけた瞬間ではないかな?

お互いの合意の下、、、患者さん、術者、片方だけの要求に偏ってはいけない。

今後も続けていく。大変だけど、、、

 

歯の解剖学‼️こんな事ばかり大学で学ぶのです‼️歯のマニアです⁉️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます⁉️

今日は大学時代の授業についてです。歯の解剖を徹底的に学びます、形、特徴、立体的に歯をイメージできるようになるまで、、、

芸術系の大学のようにスケッチから始まり、石膏棒を切り出しナイフで彫刻するのです。

歯を四方八方から見てスケッチです。僕らは歯の模型があれば、それがお口の中のどこに生えているかを、すぐさま言い当てられるのです。類似している歯も間違えることはありません。

歯だけを専門に勉強した賜物かもしれませんね。

1番左が彫刻する前の石膏の棒です。右に進んでいきます。

石膏棒に多方面から歯の形を石膏棒に書き込んでいく。スケッチが終わったら、切り出しナイフを入れていく。

スケッチの上手さと彫刻の上手さは比例しない。比較的、女子は苦労していた。定期試験の成績の良い女子が苦手と言うので、僕が代わりに作製していた。もちろんバイト代は頂いた、、、、、故に同級生の3倍は作製した。

定期試験の成績はさっぱりであったが、実技は得意であった。

同じ学年に作者(僕)の作品が何個もあったが、点数が違う事があり、採点適当だな‼️先生達❗️と何度も思った。

他の大学の定期試験はわかりませんが、僕らの大学の専門教科の試験は、合格が5〜6人しか出ないのが普通であった

ほとんどが追試になるのである。

試験で儲けているな?といつも感じていた。とにかく試験は厳しかった。

今でもこうして、僕の部屋に記念の品はある。

大事な思い出の品として、大切に保管しよう。

歯の色について‼️元々の歯の色、被せ物の歯の色‼️まさに色々‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます⁉️

今日は歯の色についてお話しします。

歯は構造上、白くなく黄色味を帯びた色をしているのが普通です。もちろん白い歯は清潔感があり、健康そうに見え、顔を明るくしてくれます。前歯を治療された方が、思いっきり笑う事ができるので、性格まで変化し、引きこもりがちだったのが、積極的になったなど、、、、噛むことだけでない効果が、、、

だが昨今の美白傾向には、警笛を鳴らしたい。

新庄監督、清原さんの色、僕ら専門家はあの色を選択しませんし、薦めません。

確かに白さの恩恵は受けていますが、人工的で無機質な感じしませんか?

元々の歯の話‼️

こんな歯の色もあるのです。

縞模様、全体的にグレーがかっている。実は僕もこんな色なんです。

テトラサイクリン歯と言います。

広義の薬害だと僕は思っています。

僕ら同年代に多い、風邪薬のシロップに含まれていたテトラサイクリン抗生剤が歯の形成時期に副作用として沈着するために起こる現象。

何段階かのグレードがありますが、こんな場合もあります。

さすがにこの状態ですと、大きく歯を見せ笑う事をためらいますね、、、、心因的にも問題がありそうです。

まずはよく人目に映る、上の歯の治療の検討されると良いですね、治療はホワイトニングでは無理、歯を削り、差し歯を複数本入れる治療になります。

どこまでの範囲を被せるか?はその方の笑い方、お口の周りの筋肉の動きでだいぶ変わっていきます。担当の先生とよく相談する事をお勧めします。

 

歯学部5年生からの臨床実習‼️マネキンを利用して治療のイロハを学びます‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

今日は大学5年生から始まる臨床実習に関してお話します。

臨床実習に入ると学内を上下診療着で歩くことになるので、より歯科医になるのだなと明確に自覚した記憶があります。

実習中はこの出立に帽子を被ります。ライセンスを持つ先生たちと同じ格好です。

実習ではマネキン模型に歯の模型を組み込んだ状態で、虫歯を削ったり、神経の治療したり、入れ歯を作成したり、実際の治療と同じ事を模型上で行います。

ベロがリアル。

奥で指導している先生は、同期の松原君、クラウン、ブリッジ、インプラントが専門だったかな、、、今は開業されている。

僕らの時代よりか、設備が進化している感じ。大学を卒業して28年経つが、いまだに大学で指導している同級生がいる、出席番号が近かったので、いまだに年賀状が届く、、、、教授になるのかな??

マネキンはこれ、

わかるかな?鼻、目も、、、、

他校の画像では、、今や学生時代から拡大鏡を使うのか‼️良い事である。

実習は大好きであった。

もう一度やって学年1番をとりたい‼️

僕らの時代は先生方が半端なく怖かった、地方の大学であったし、体育会系のノリがあった。いじめやすかったのか、僕が反抗するからか?とんでもなく、いびられた。

今なら大変な事になっているだろう、、、、、

今となったら良い思い出だが、、、、

歯科医療に携わる方々、国家試験合格率など⁉️皆さん知らないでしょう❓

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

歯科治療を行う上で歯科医を支えてくれる方々がおります。

❶歯科衛生士

診療の介助や、歯周病に関する処置、歯石除去など、、予防に関するスペシャリスト。医科で言うところの、歯科版看護士さん。

❷歯科技工士

詰め物、被せ物、入れ歯、仮歯、型を取った後、制作する方。中には入れ歯専門でやっている方も、、、専門に特化している。

どの職種も国家試験があり国家資格になります。歯科医はご存知の通り、国が成り手をコントロールしています。近年、国試合格率は60〜65%で推移しております。

歯科衛生士は成り手が増えている数値ですが、街の医院ではかなりの人員不足であります。資格を取っても異業種で働く方が多いようで、国はもっと考えて対策を講じてもらいたい。

衛生士の求人倍率は半端なく高く、給与も高いです、一方、技工士さんは保険改定の影響により、生活すら困難になりそうな売り上げ減な状態です。この状態にも国の反応は緩やかであります。

最後に歯科医師。

最新の歯科医師国家試験の学校別合格率です。

我が母校も大健闘しています。私立大学の中では上位グループの下位を維持しています。

これから歯科医師を志す若者は、この現状をよく把握した上で、進路選択すべきである。

 

噛む力ランキング‼️歯科医師総数初めて減少‼️職場の休み時間に、、‼️

桜新町の歯科、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

噛む力ランキングがロッテから発表されていました。正直、どれだけ根拠があるものであるか?正直、疑問です。

口腔機能の衰えと全身的な衰えは密接な関係にあると、、、そりゃそうだわな。さらに口腔内に疾患を抱えていたら尚更、衰えが早い。

全身の健康はお口の中の健康からと強く申し上げたい‼️‼️

歯科医師数減少、厚労省が歯科医を作りすぎたからね、、、今なんて国試を厳しくして歯科医数、減らしています。現在の歯科大学生はかわいそうです。歯科医師過剰で平均年収は激下がり、これでは歯科医のご子息を歯科医にはさせれない!と考える先生が多いと思います。

毎週、自分の医院が休診日にお手伝いしている医院さん、昼休憩に診療所を出ると、、、盆踊り?東京音頭が流れ、おばさま方が華麗な舞を奏でておりました。

さすが下町。近くの浅草では三社祭が開催中との事を浅草在住のスタッフから聞きました。この隣町も負けじと、、、

陽気も良いですし、イベント日和ですね、、、、

 

生え変わりで、抜けた乳歯はどうする❓どうしていましたか❓

桜新町の歯科、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

今日は歯に関する言い伝え?風習についてです。

僕の時代に言われていた事です。下の歯は屋根に上の歯は縁の下に、、、

世界的な広がりを持つ習俗の一つのようです。

日本だけではなく海外まで伝播しているなんて、びっくりしました。

何故?このような習俗が生まれたのか?が解説されていないので、これから調べます。続編をお楽しみに、、、

 

診療所の電子カルテの普及率‼️日本は遅れている‼️手書きのカルテには戻れない‼️

桜新町の歯科、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

医院のカルテにいついて、今は完全に電子カルテになっていますが、僕が歯科医になりたての頃は全部手書きでした。

若い先生は手書きでカルテを書いた事がないのではないかな?

日本が低い普及率でびっくりしました。
歯科医の特徴として歯科単語だけ、英語やドイツ語で記載する先生が多かった気
がする。大学に所属している口腔外科の先生は特に書きがち、、、

僕は卒後2〜3年目に電子カルテに移行した記憶がある、開業した時も当たり前
のように電子カルテを購入した。機械を含め相当な金額となった。

逆に手書きのカルテに遭遇すると、懐かしさと共にどう記載していたか?を読んでしまいがち、、

手書きに比べて早く入力できるのが最大の特徴だが、手書きには手書きの良さがある。切開線、縫合などの場所を図示する事が多く、口腔内の微妙なニュアンスを記載できた。

若い先生は総じて、創部の図示が苦手な傾向があると感じている。

図は言葉より、訴求性が強く、伝わりやすい。

だって購入する学術書、文章が少なく、図が多い本を買っていませんか?

これからも僕は美しい図を記載していく。