桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️
歯医者を受診する理由の一つに詰め物がとれた❗️あるあるですよね?僕ももちろん自分自身でその瞬間を体感した事があります。朝、外勤先の最寄駅で立ち食い蕎麦を食べていた時だった、、、ガリっ、、嫌な違和感、、、友達と並んで食べていたので、その友達に外れた物を見せる。僕の天ぷらそばを作ってくれたおばちゃん、大爆笑。
友達、、、歯医者なのに、、、、笑う、、、。
歯医者でも詰め物とれる事、ありますから!、、、、
今日は銀歯について
こんなにも見た目が違うのです。銀歯とセラミックの白い詰め物では、、
もちろん材料学的にも違いは大いにあるのですが、患者さんには見た目が一番分かりやすく訴求性があると思います。
現在、当たり前のように保険治療で行なっていたメタルの治療は1日を通して1ケースあるかないかの頻度になりました。ロシアの戦争による金属供給、価格の不安定さ、金属の詰め物の生体親和性の悪さ、患者さん側の審美性の高まりなどの様々な要素により、激減しました。
4月に行われた2年に1回の診療報酬改定でも国として明確な指針が示されている。簡単に話すと、できる限り金属以外の材料で虫歯の詰め物をしなさいとの方針。
歯科界はデジタル化の真っ只中、セラミックの詰め物、被せ物の製造過程も今やCADで作製するし、技工士さんの匠の部分が削られていく、僕自身、寂しさもある。
それでも最終仕上げは、技工士のセンスが出る。インプラントオペも誰が行なってもデジタルの進歩で、そこそこ上手く行くが、匠の技術、経験が無いとその方の最高の処置はできない。アバットメントやインプラントの被せ物でリカバリーしようとする先生達の考えは、間違いである。
埋入位置にもっともっとこだわって欲しい。一生を左右しかねない事柄。
人を相手に施す仕事、色々な患者さんがいるし、ステントを常に装着できない場合だってよくある。そんな時の懐の広さ、早い判断力はデジタル育ちの若い先生には、力を発揮しにくい状況に陥るのである。
そんな先生は術後、自分の落ち度ではなく、大抵、デジタル機器、患者さんのせいにする。
歯科界のデジタル化は大いに歓迎であるが、まだまだ多く存在する歯科治療の匠の技術習得を怠っていませんか?自分を振り返って確認してほしい。
そんな歯科医師を山ほど見てきた、、、、