2022年 4月 の投稿一覧

歯周病予防の為にも定期的なスケーリングをしましょう❗️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

歯周病は慢性疾患です。全身の生活習慣病にも関与するタイプもあり、厄介です。

いずれにせよ、歯周病が無くなることは今世紀中にはないでしょう?しかも罹患しても歯医者に行けばすぐ治る疾患ではありません。患者さんの協力がないと抑え込むことが難しい病です。

全身の疾患としての糖尿病、高血圧に病態が似ています。そのそれぞれの病も一回薬を服用したら治ってしまうものではありません。なったら、適度な運動、生活習慣などを意識しないといけません。歯周病も同じです。正しいブラッシングです。

現状維持も立派な治療です。

その為に痛みがなくとも最低でも半年に一度は、歯科医院で専門家による診断、画像診断、スケーリングが必要になります。

深くなった歯周ポケットには底部まで歯ブラシが入りきりません。

手用スケーラーや超音波スケーラーで歯石を徹底的に除去します。

カリカリ、チリチリ、音がなるやつです。水が出て、、、、、

この状態を維持する事が大切です。

歯周病の治療は他の治療に比べ、患者さんにはよくなる実感が希薄な治療です。何をされているかわからないし、カリカリ、チリチリ、不快ですから、、、、、だがこの治療が歯の寿命を左右する大切な治療である事を理解して下さい❗️

歯医者に必ずある治療機械は❓これ見た事ありますでしょ❓

桜新町の歯科、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

今日は治療機械に関して、この機械、診療所で見たことあります?

神経の治療の時、針みたいのでガリガリ、そしてピッピッピッと音が鳴る機械。何軒もの歯科医院で勤務してきましたが、メーカーは違えどまず見ないことはない機械です。

歯科医として駆け出しの頃の院長連中は、あまり上手で綺麗な神経の治療をされる方は僕が見る限り少なく感じていた。そんな時代だったのかな?、、、、

今や患者さんも目が肥えてきて、わかる方も増えてきた感がある。今、若い先生にどんな事で悩んでいるの?と聞くとまず、根管治療ですとなる。

僕は今でも一般の歯科治療で1番難しいのは根管治療と考えている。まず直接歯の内部を伺い知ることができない事。僕らの指先の感覚に頼る事が多い事。歯の発生の過程から長さ、歯根の湾曲の仕方が人それぞれ違う事。などなど、、、、

勿論、一般的な治療の流れは確立しているが、個々の症例により手技に変化を加えないといけない要素が多々ある。だから若い先生達は悩み、もがくのかと、、

現実問題、若い先生が最初に神経の治療を開始した根管はその殆どがやり直しになる。また日本の保険制度上の問題もあり、時間をかけゆっくり丁寧にできる診療報酬ではない状態。損得勘定ではない❗️と怒られそうだが、僕らは国立の大学病院ではなく営利目的の側面もある。

難しい問題である。

そんなこんなで日本の根管治療はやり直しが諸外国に比べ多いのだろう。

僕が最初に始めた神経の治療、次に担当した若い先生は一様に、先生の後を引き継ぐと治療器具も入れやすいし、薬の交換ぐらいですぐ終わってしまうと言われる。

ポイントはとにかく、基本に戻る事。教科書通り、一つ一つのステップをしっかりやる事につきます。後は無駄をなくし、手を早く動かせるトレーニングです。

若い子達の手技を見ていると、無駄な動きが多い事多い事。多分指摘されないと自分では解っていないと思う、、、、、

困ったら、基本に戻るのじゃ、、、、それが近道なのじゃ。

インプラント治療の難易度の違いは❓ありますか❓あります、、、

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

今やインプラントは市民権を得た治療になりましたが、選択を注意しなくてはならない要素がたくさんあります。

インプラント治療は切開、縫合、解剖学、など一般歯科で行う治療のスキルを全て要求される治療であるという事。外科的な処置をあまり得意とされない先生がおりますが、それでは困ります、、、、

漠然と骨の中に埋め込めば大体、骨とくっつくでしょ?では困ります。今やインプラントの表面性上は昔に比べて格段に進化しているので、メーカーの治療順序に従えば知識、経験が乏しくてもくっつきます。

下顎に比べ上顎は処置の難易度は上がります。上顎の骨のタイプは比較的スカスカな事が多く、解剖学的に骨の厚みも少なく、直上には上顎洞と言う大きな空洞があるからです。

この制約がある中でいかに太くて長いインプラントを入れていけるか?が最大のポイントになるわけです。

特に前歯のインプラントは噛むことだけでなく、見た目も多いに要求される場所ですので、歯茎の処置が追加で必要となる場合が殆どです。その場合は歯周外科の知識、技術が必要となります。

同じインプラント処置でも場所によって治療費が異なるのはそのせいです。

若い歯科医ならインプラントを治療の一つとして備えておきたい気持ちはわかるが、そう簡単に習得できるものではない事、皆さんに知っていてもらいたい。

歯医者にも目に見えないランクがあることを、、、、、