お子さんに高い頻度で現れやすい癒合歯、癒着歯について❗️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

今日は癒合歯、癒着歯についてです。漢字の通り本来2本で別々であるべき歯がくっついてしまい、さらに1本であるかの様な形態の歯のことを言います。

 

癒着歯はくっついていても、それぞれに神経があります。癒合歯は神経までくっついていて同一な物になります。レントゲン検査が大切ですね、、、

今回の抜歯した歯は、癒着歯になります。

幸いにも後継永久歯がしっかりと確認できました。

ただこれが癒合歯になると後から生えてくる永久歯の45%が存在しない報告もあるぐらい。先天的に次の永久歯がない❗️僕の普段の臨床の感覚だと、もっと高いパーセンテージを示します。

好発部位は下顎の前歯部である。この場所以外、僕は診た事がない、、、

親御さんには歯の異常である事は説明しなくてはならないが、決してその子だけ特有であるという言葉使いは注意しないといけない。よくある事ですと、、、

読んでますか?僕の近くにいる若い先生達、、、〇〇先生、❌❌先生、、

抜歯の際は、後継永久歯の存在を確認して、あるなら、抜歯、無いなら、その事をきちんと説明してから処置します。無い場合は、今後の補綴、矯正治療の必要性をしっかりお話しします。

僕的にはこんなケースが現在増えてきている感じがあります。

原因は解明されていませんが、歯の発生時、遺伝的な要素が疑われています。

いずれにせよ、あるべき歯が元々無い訳ですので、患者さんの不安を取り除く事が大切な要素であると思っています。

同じインプラントメーカーであっても様々な形のインプラントがあります❗️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

当院のインプラントラインナップはストローマンをメインとして、アストラ、ノーベル、ジンマーなどなど、チタンアレルギーの方にはzーsystems。

そのそれぞれに特徴があります。

今回は同じメーカーの商品ラインナップでも様々な形態、種類がある事をお伝えします。

左下の奥歯に2本のインプラントが入っていますが、同じメーカーのストローマン製、インプラントの先が細くなっているのと、真っ直ぐとの違い。奥から2本目がより新しいタイプのインプラントになります。

インプラントの形状もさる事ながら、入れる歯自体の方法も違います。1番奥は接着剤でインプラントに直でくっつけます。奥から2本目は接着剤は使わず、歯をねじで抑え込むやり方なんです。

現在は、このねじ止め型が主流です。

単純にインプラントと言っても、色々なメーカーが存在し、歯の取り付け方にも差異がある事を理解してください。患者さんにはわかりづらい要素です。

それにより処置後、注意しなければならない事も変わってきたりします。

まず、インプラントを含めた治療の選択肢の提案、説明があったか?インプラントを選択したなら、どんなメーカーなのか?ぐらいは自分で調べましょう❗️

一生ものになる可能性が強い治療ですから、、、、

僕なら歴史のある信頼できるメーカーでやってもらいたいけど、、処置する先生の処置した本数も聞いてみたいが、なかなか聞きづらいでしょ?

せめて、メーカーぐらいは知っとかなきゃだめです。。。。

歯の形態、色々❗️内部は迷路のように複雑です❗️これだから神経の治療は難しい❗️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

人間の体格に差異がある様に、歯の形態も人それぞれ、、、、

太っちょな歯、歯の根が肥大している。浮腫んだ足みたい。根の先が曲がってる、その方の性格が曲がっているのかな?なんて想像したり、、、歯が造られる過程の段階だからそれはないよ!、、、、

人間の足に例えると、O脚?これを抜く時は大変です。Oの内部は骨なので引っ掛かって抜歯に難儀します。根の先がくねっ、と曲がっている歯は力を入れるとパキッと折れてしまう事多々あり、、、

これを見ると、一概に歯と言っても形態は様々である事、お分かり頂けると思います。

では内部

洞窟のようですね、、根の先に行けば行くほど分かれ道が多いですね、、、

これだから、神経の治療は難しいのですね?その分かれ道それぞれにきちんとお薬を入れるのは物理的に難しくなる、、、、抜歯だってこれだけ複雑な形態だと大変❗️

同じ抜歯、神経の治療でも難易度が容易に変化するのが、歯科治療の難しさなのでしょうね。

同じ場所の歯でもこれ程形態に差異がある事を、患者さんは知らない。。。

って事は、速さで処置の上手い、下手を評価するのは早計な判断かと、、、

総じて腕の良い先生は速いけど、、、、、難しい所である。

最後に悲しい結末になる歯根破折。

これ、術者として凄く悔しいやつ。仕方ない事ですが、、、

神経取ると歯質が弱くなる、そしてヒビが入る。抜歯。

 

 

6歳臼歯を知ってるかい❓6歳で永久歯が生えてくるんですよ❗️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

神様は酷なことをしますね?6歳位で大事な大事な永久歯を生やして、、もう少し歯ブラシが上手くなってからじゃ駄目だったのかと、、、7、80年使う歯だよ。

こんなんじゃ虫歯になりやすいわけだわ。

一番奥だし、全部出てないし、、、生えたては、、、

噛み合わせのカギを握る歯でもあります。

性差はありますがこの年齢層のお子さんがいる方は注意して下さい。

長い間歯科医をしていると、この歯を永久歯で1番最初に抜歯する事が多い気がする。これは推測だが、最初に生えてくる歯ですし虫歯になるリスクが高い奥歯だし、ネガティブな要素が多いからかな?エビデンスはわからないですが、、、

いずれにせよ、永久歯ではかなり早い段階から存在を示すこの歯。

自分での管理が不確かな年齢に生えてくるわけなので、親御さんのサポートもお願いしたいのですが❗️❗️

糖尿病と歯周病の関係性❗️全身との繋がり❗️

桜新町の歯科、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

今日は歯周病と糖尿病の関係性についてです。非常に密接に関与します。僕らがお口の中の管理をお手伝いしないといけない場合が多く、油断できないタイプの歯周病なんです。

糖尿病をお持ちの患者さんに、特に注意する事は、感染しやすい体質である事。これが1番重要です。歯以外の傷でも治癒が通常より緩やかですから、、、、

勿論、歯周病は歯周病菌が引き起こす感染症ですから尚更。

糖尿病をお持ちの方は、歯周病になりやすく、治りにくい。

内科受診も大切ですが、歯科も同じくらい重要である認識を❗️僕らが治療で何をするかというと、お口の中のスケーリングの徹底、ブラッシングの更なる工夫をしてもらう事。

地道な治療ですが、継続するしかありません。僕の場合、必ず1ヶ月に1回歯周組織のチェックを受けてもらっています。その際は、必ず僕自身が検査をします。

衛生士ではなく、僕です。これが重要なんです。

ドクターが病状を把握してないといけないんです。この歯周病は厄介ですから。

診療所によっては、どなたでも同じようにスケーリングしているだけの医院さんを多く見てきました。これでは特定の疾患を持つ方を細部までケアする事は難しいと思っています。

歯周病の治療にも医院によって明確な差異があるのです。なかなか患者さんには分かりずらい事ですが、、、、、

 

歯の内部には一本一本神経があります。神経をとると歯の色が、、、❗️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

歯の内部には神経が存在し、冷たい、暖かいなどの知覚を有していますが、神経の治療後は感じることは無くなり、歯の色自体も変色していきます。

前歯なら尚更、神経が生きている隣の歯の色との差が顕著に確認できます。

審美障害❗️

歯を強く打ちつけたり、外部からの強い力で神経が損傷し、神経が死んでしまう事も多くあります。打ちつけた当初は症状は少ないが、2ヶ月程経過し、歯の色の異変に気づき受診される場合も、、、、、

こんな感じに、、ここまで行くのはかなりの時間経過がありますが、最初の異変は黄色が強くなり、段々と黒く、暗い感じの色へ、、、、

乳歯でもあります、お子さん同士でぶつかったり、頭が前歯にぶつかったり、唇も同時に裂傷し、出血するのでびっくりされる保護者が多いですが、僕らは歯の方がより重要となる。グラグラしたり、、、衝撃で、、、

受傷直後は神経の生死をすぐ判断する事はできず、経過観察になる場合が多い。

神経が残ればラッキーであるが、歯の表面には加わった力による無数のクラックが見られる。色の変化があればすぐさま根管治療となる。

抜歯になる事は稀であるが、こんな時ほどメンタルが弱っている患者さんの気持ちになり対応する事が大切です。

歯周病予防の為にも定期的なスケーリングをしましょう❗️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

歯周病は慢性疾患です。全身の生活習慣病にも関与するタイプもあり、厄介です。

いずれにせよ、歯周病が無くなることは今世紀中にはないでしょう?しかも罹患しても歯医者に行けばすぐ治る疾患ではありません。患者さんの協力がないと抑え込むことが難しい病です。

全身の疾患としての糖尿病、高血圧に病態が似ています。そのそれぞれの病も一回薬を服用したら治ってしまうものではありません。なったら、適度な運動、生活習慣などを意識しないといけません。歯周病も同じです。正しいブラッシングです。

現状維持も立派な治療です。

その為に痛みがなくとも最低でも半年に一度は、歯科医院で専門家による診断、画像診断、スケーリングが必要になります。

深くなった歯周ポケットには底部まで歯ブラシが入りきりません。

手用スケーラーや超音波スケーラーで歯石を徹底的に除去します。

カリカリ、チリチリ、音がなるやつです。水が出て、、、、、

この状態を維持する事が大切です。

歯周病の治療は他の治療に比べ、患者さんにはよくなる実感が希薄な治療です。何をされているかわからないし、カリカリ、チリチリ、不快ですから、、、、、だがこの治療が歯の寿命を左右する大切な治療である事を理解して下さい❗️

歯医者に必ずある治療機械は❓これ見た事ありますでしょ❓

桜新町の歯科、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

今日は治療機械に関して、この機械、診療所で見たことあります?

神経の治療の時、針みたいのでガリガリ、そしてピッピッピッと音が鳴る機械。何軒もの歯科医院で勤務してきましたが、メーカーは違えどまず見ないことはない機械です。

歯科医として駆け出しの頃の院長連中は、あまり上手で綺麗な神経の治療をされる方は僕が見る限り少なく感じていた。そんな時代だったのかな?、、、、

今や患者さんも目が肥えてきて、わかる方も増えてきた感がある。今、若い先生にどんな事で悩んでいるの?と聞くとまず、根管治療ですとなる。

僕は今でも一般の歯科治療で1番難しいのは根管治療と考えている。まず直接歯の内部を伺い知ることができない事。僕らの指先の感覚に頼る事が多い事。歯の発生の過程から長さ、歯根の湾曲の仕方が人それぞれ違う事。などなど、、、、

勿論、一般的な治療の流れは確立しているが、個々の症例により手技に変化を加えないといけない要素が多々ある。だから若い先生達は悩み、もがくのかと、、

現実問題、若い先生が最初に神経の治療を開始した根管はその殆どがやり直しになる。また日本の保険制度上の問題もあり、時間をかけゆっくり丁寧にできる診療報酬ではない状態。損得勘定ではない❗️と怒られそうだが、僕らは国立の大学病院ではなく営利目的の側面もある。

難しい問題である。

そんなこんなで日本の根管治療はやり直しが諸外国に比べ多いのだろう。

僕が最初に始めた神経の治療、次に担当した若い先生は一様に、先生の後を引き継ぐと治療器具も入れやすいし、薬の交換ぐらいですぐ終わってしまうと言われる。

ポイントはとにかく、基本に戻る事。教科書通り、一つ一つのステップをしっかりやる事につきます。後は無駄をなくし、手を早く動かせるトレーニングです。

若い子達の手技を見ていると、無駄な動きが多い事多い事。多分指摘されないと自分では解っていないと思う、、、、、

困ったら、基本に戻るのじゃ、、、、それが近道なのじゃ。