これも医療行為の現実です❗️僕らは100%を目指していても叶わない事もある❗️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

僕の担ってる仕事は医療である。極めて特殊な仕事であると感じている。なぜならいつも通りに行っても生体の状態の差異によって大きく結果が異なるからである。

経験を積めば積むほど、単純な治療のミスは少なくなり、100%に限りなく近づく。そんな僕でも100ではない。

本当に難しい仕事である。

今回のケースであるジルコニアインプラント脱離、インプラントごと抜けてきた。

このインプラントは2本目でもある。この方には同じメーカーのジルコニアインプラントがもう一本入っている。だからメーカーの批判をしたい訳ではない。そのもう一本は全く問題がない。

半年ほど前より、動揺があり、あれっ?なんか嫌な感じだ!と思っていた。

二、三年何の問題も無く機能してた。ご自身での歯の手入れも素晴らしい方、感染は考えにくい、、、、噛む力は極めて強い。これだと考える、今回のロストの原因は、、、、

患者さんは理解の早い方であるため、僕の毎回の説明はしっかり理解している、関係性も悪くなっていない。

ただ、術者としては、気分が極めて良くない。

患者さんの期待に添えなかった、、、医療であるし解ってはいるが、悔しい。

勉強をし、資格を取り、毎日毎日勉強をしてもこれである。毎日変わる生体の変化は読み取れない。

そんな繰り返しを、20年近く過ごしてきた。

僕は完璧主義者である、尚更、許せる性格ではない。先生によっては仕方ないと、凄いスピードで処理できる先生もいる。なりたい、自分も、できる事なら。

一生をかけて、100を目指す戦いだ❗️

この仕事を続ける限り、この戦いは続く、、、、

今回の経験が僕の血となり肉になる事を願って。