心遣い

おはようございます、ラポール歯科クリニック、栗田です。

この仕事をしていると患者さんが気を遣って、頂き物を頂戴する事が多々あります。

先日も先生!飲んでくださいと、金箔入りの日本酒一升瓶を頂いた。その翌日には、

継続してメインテナンスにお通いの方から、寒中見舞いを頂いた。

ある患者さんは、歯医者さんに甘いものはご法度ですか?と女子が喜ぶ有名スイーツを

とまあ、ありがたい事にスタッフルームは、お菓子などで賑やかである。

振り返ってみると、国立の大学病院時代も僕は頂く事が多かった。しかし、国立は、国家公務員

扱いなため、担当ドクターからいつも、頂き物はお断りするよう指導された記憶がある。

治療だけなら、しっかりと診療報酬は頂いているので、そんな事しなくてもお代は頂いて

いますからと、いつも心の中では呟いている。

ではなぜ皆さん、持ってきてくれるのか?考えてみた。

慣習、礼節、その方の気持ちの表現。

どれであってもその方の想いの先に僕達の診療所が浮かんだことは間違いないと。

もちろんしっかり治療する事は当たり前、それプラス患者さんの想いの先、記憶に

残る存在であり続ける事が大切だな~と。

卒後、肉体的な変化は幾度となく感じたが、診療にかける僕の想いは全く変わらない。

変わらないよりむしろ、増強されている。

そんな事を考えながら、太ももで一升瓶をホールドし、原付バイク超スロースピードで

帰宅する僕であった。