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レントゲン(画像診断)について

先週週末より大阪での学会の為、ブログの更新ができずすみません。

今日は歯科での画像診断について話します。

診査診断は、どの科にとっても診療の基本となると考えています。患者さんにとってこんなになった

原因は何なのか?を患者さんは知りたい訳です。しかもその事を解消したい為に、医療機関を

受診する訳です。

しかしながら、この診断が曖昧だったり、診断がついても患者さんが理解できないような説明だと

患者さんは、信用、信頼しないと考えています。

歯科では対象となるのが硬組織なため、レントゲンでの画像診断が特に重要となってきます。

問診、視診、打診、画像診、にて受診当日に診断結果をお伝えします。

この様々な資料を頭で統合し、病名、治療方針を提示する訳です。慣れからくる診断にだけは気を

つけないといけません。常に見落としはないか、他の可能性はないのか?自問自答しながらの

作業となります。

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読書のすすめ

昔から僕は読書が大嫌いでした。大学に入学してからも専門書以外の

本を読むことはありませんでした。

しかし開業医となり、日々の診療の中で専門技術を勉強することもさることながら、

経営に関してや、リーダーとしての統率力、人間としての厚みがより必要である

事に気づきました。それ以来あれだけ嫌いだった読書が好きになりました。

ビールがおいしく感じるようになったり、昔は感じなかったが、NHKの番組を興味深く見たり。

人は日々進化できるのだな~変われるんだな~

読書が嫌いだった年代のスタッフをかかえ、この事をどのように伝えたらいいか?

大問題である。

歯の神経を極力保存する事

僕は極力削らず、歯の神経を残すことを治療でとても重要としている。

患者さんにとっては、神経を残すことの利点をもちろん説明しているが、

銀歯をつけた後、何日か咬んだ時の痛みや冷たいものがしみれば、虫歯が

残っているのではないか?と質問されます。

じゃあなんでもかんでも神経取ってしまえば、症状はありませんが、医療人としての

モラルがあるとは言い難いです。

今でも何軒かの歯科で何人もの勤務医をみていますが、神経を比較的安易にとる

治療計画を立てる先生がいるのも事実です。患者さんに色々言われるのが面倒なのか?

痛み程度にもよりますが、できる限り神経の保存に取り組んでくれる先生は、

長いスパンであなたの歯の未来まで考え、処置してくれている先生であることは、

事実です。

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ラポールとは、、、信頼関係、、、、

当院の治療はコンセプトに信頼関係、すなわちラポールの形成が重要で

あると考えている。

この患者さんとの信頼関係が崩れてしまえば、医療行為などできるはずが

ないのである。

逆に関係が結べないのであるなら、医療行為はしないと決めている。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  患者さんは短い時間の間に、身を任せてもよいかの判断をしている。

他の仕事でも共通することだが、信頼を失う事は一瞬ですが、回復は不可能

か、多大な時間と労力がかかる。

僕は、毎日、患者さんごとに、その事を意識し仕事にあたっているつもりです。

体はもちろん疲弊するが、プロとしては当然の事と考えている。確かにありふれた

毎日いかようにも楽に過ごせることは分かっているが。

お金ではない、患者さんからの感謝の言葉ほど、嬉しいものはない。

その為に仕事をしている。

歯科治療ユニット

毎日患者さんに治療を施しているイスをユニットと言います。

僕らは、このイスがない限り、まず仕事をする事ができない。

車と同じように、様々な使用があり、日本製、外国製、あります。

このイスが歯科医院の中でレントゲンに次ぐ価格の高さです。

年配の先生はこだわる傾向が強く、経済的に余裕がない僕ら世代は、もっぱら

国産メーカーのお世話になっている。

歯と同じように、きちんとメンテナンスされているユニットは、何年たっても奇麗で

壊れにくい。他の歯科医院にお邪魔すると僕はまず、ユニットのチェックをする。

これにより先生のレベル、そこで働くスタッフのスキルや、レベルをある程度知ることが

できるからだ。

僕らは道具を使い仕事をしている、イチローの様に道具にこだわり、大事にしていきたい。

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歯科医院の求人事情

リーマンショックにはじまった、世界的な不況、我が日本も直撃しています。

その為リストラされるケースが増えてきている事実は盛んにニュースにもなりました。

最近何人かの同業者と話す機会があり、求人をかけているとの事。

しかし以前とは明らかに違いがあるとの事で、大卒の応募が多いようなのです。

しかも皆が知っている大学だったりするそうです。

僕達にとったら非常に喜ばしい事で、一般常識を備えなおかつ企業での経験を

医院にフィードバックしてくれる可能性がある為、他の従業員に良い影響もある

のかな?なんて。

今や歯科医業は完全にサービス業として位置づけられています。かといって異業種から

すぐに移行できるほど簡単なものではないのも事実です。

そこに医療の仕事としての難しさがある訳なのです。

ねぶた祭り

昨日、桜新町でねぶた祭りが開催された。

僕は町の商店街に加盟していて、その中の青年部に属している。その関係で、

毎年お手伝いしています。

今年はどしゃぶりで最悪の環境となってしまった。来年こそは、いい天気で、

子供たちに跳ねてもらいたい。

師匠(僕が勝手に思ってる)

僕には、歯科医の師匠がいます。その先生に言わせれば弟子をとった

つもりはないと思いますが。

その先生は36歳にして歯科医となり、異色の経歴をもつパワフルかつとても

チャーミングな女性です。

義歯の大家である先生の元で修業されている為、特に義歯の腕前は恐ろしいレベル

ですし、スピードも尋常ではありません。

僕は歯科医になりたて、研修医の身分、全く仕事ができません。

その先生の歯科医からの評判は最悪に近いのもでした。なぜならとても指導が厳しいからです。

僕自身、服装、話し方、おもてなしの心、気遣い、もちろん治療についても多岐にわたりました。

そのあまりにも真面目、熱心な指導のため、勤務医が一週間ともたずいなくなるとの評判でした。

評判ではなく、実際そうでした。

僕は医院に伺う前日より、胃が痛くなった事を覚えています。よく女性スタッフにかばって

もらったり、愚痴をきいてもらいました。

そんな先生でしたが、時折見せる女性らしい一面、先生のご自宅で料理をふるまって

頂いたりととてもかわいがってもらった記憶があります。

今は誉めて伸ばす、という指導法の対極ですが、今となれば、あの時教えて頂いた事

全て、熱く熱く伝承していますし、今の僕があるのも先生のおかげです。

皆さんには、影響を受けた人はいますか?毎日はじける刺激がありますか?

様々な方から刺激を受け、魅力のある男でいたいものです。