歯科医院の独特な臭い‼️薬品臭の原因は、神経治療時に使う薬品❓

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

今日は神経の治療に使う薬剤について。昔、歯科診療所って入った瞬間に独特な臭い、ありませんでしたか?消毒剤みたいな臭い?、、、、、

その殆どが、歯の内部に入れる、神経の治療の薬剤の臭いです。

僕らの用語でいうなら、FC、FGとか、、、、

歯髄という歯の内部の、もともと神経のあったスペースに入れる消毒剤です。

僕は大学時代にこれを入れなさい!と習いました。凄い臭いがきつい薬剤だなと感じていました。この臭いを嗅ぐ度に、大学での実習を思い出します。

今や大学での全ての実習、講義では水酸化カルシウム製剤になっています。

もちろん僕自身の診療所でも水酸化カルシウム製剤はありますし、多用します。

この薬剤は病変、細菌に触れていないと効果がないので、意識して使用しないといけません。ただ入れているだけでは、、、、❌

唯一の欠点は、粉剤である薬剤が取り除きにくい事です。

僕は水酸化カルシウムと、その他の薬剤と使い分けています。その殆どが水酸化カルシウムですが、、、、、

神経の治療をした事がある方はわかると思いますが、治療後、口の中が薬品臭した事ありますでしょ?今は無く、無味無臭です。

いまだに、治療台に緑や茶色、白、青などの薬瓶が置かれているようでは、、、、特に緑は注意。

こんな所でも、おかかりの先生の診療レベル?を知る瞬間になります。

地域による口腔内状態の違い‼️術者の違いも、、‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

医療の地域格差について、、、日本国内様々な場所で患者さんを診た経験がある。いつも感じるのが、地域によって医療水準に差があるという事。同じ東京であっても、都心部と県境では大きく違いますし、他県に行けばなおさら、、

その土地の術者の腕の違いを凄まじく感じるが、患者さん側の違いも大いにあると感じます。

何故?どうして?といつも考えさせられる。

大学は違えど、術者は同じ専門的な歯科大で勉強したはずなのに、、、

患者さんの違いだけにするのには、、、、、どうかと、、、、

患者さんに説明しても治療価値を感じないのであるならば仕方ないが、それまで粘り強く話してる?説明してる?中には価値を感じ実践する方が少数いても良い気がしている。皆、総じて同じ感じの口腔内ばかり、、、

治療の中には、痛みを取ったり、機能回復に寄与したりと様々な治療があるが、啓蒙普及、患者教育は大切な治療の一分野と僕は認識している。その全てを伝え続けることは正直、疲れるし、忍耐が必要なのはわかるが、、、、

どんな田舎でも、患者さんが最新の治療を望んだとしたら、実践できる手技、技術を備えておかないといけないと思っている。

最近の若い先生の行動、言動、考え方、世代間のギャップを感じるようになっている。僕が昭和な男すぎるからか?どんな時代でも医療の本質は普遍だと思うが、、、、

詰め物が取れたから再びつけて終わりの医院さん、それもまた治療と言えるのかといつも感じている。患者さんはさぞかし喜ぶのだろうが、、、、

様々な哺乳類の歯‼️動物園では動物達の歯ばかり気になるのです‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

今日は人間と同じ仲間の歯に関してです。まずはこれを

まず驚いたのが本数です。全くヒトと同じ本数であった事。32本。ヒトの場合は親知らずが正しい方向で生えてこない場合が多く、抜く事が多いので28本の場合が殆どです。

次に犬歯の大きさです。犬歯が大きい❗️生きてく為の武器でもある為?ヒトでもやけに尖っている人いるからなぁ?、、、、ヒトの場合、噛みつく?ガブッ、、、、、

最後に歯列弓です、犬歯から後方の歯が直線状に並んでいる。顎骨が豊かで大きいから、綺麗に整列しています。哺乳動物には歯並びが悪い事はないのかな?ヒトの場合は顎骨が小さいので、叢生と言い、ジグザグな歯並びになる事が多い、、、進化?退化?ヒトの歯は狩猟のための道具ではないからか?犬歯が小さくアールを描く丸みを帯びている。

動物を見ると職業的に歯を見てしまう。食物を粉砕し咀嚼する歯の大きな仕事以外に、動物達はヒトとは違い攻撃、威嚇するための大事な武器になっている気がする。この機能により、歯の一部形態に大きな変化が確認できる。

正中口蓋縫合が確認できる。これは組織の発生学で、ヒト、動物、同じである事がわかる。

歯科医師が備えていて欲しい要素‼️美的センス‼️ひいては治療センスに繋がります‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

歯科医が備えていなくてはならない要素は沢山ありますが、その一つに美的センスがあります。これは人により大きく差がある部分と感じます。対人関係で、あっ、この方オシャレ!センスあるな!清潔感ある!とか感じる瞬間ってありますでしょ、、、これと同じ感覚です。

持って生まれてきた部分が強いかな?後天的には歯科大学で学べないもの、、、、

ドーン‼️

同じ虫歯の治療、被せ物、神経の治療、などなど、術者のセンスが大いに出ます❗️複数人のドクターがいる診療所ですと顕著に感じます。

正直、治療痕からその治療を施したドクターのセンスや、性格まで読み取る事ができるのです、僕は、、、

センスがあるドクターの処置は清書に則った、綺麗な治療痕を呈します。処置するドクターによって、どこでこんなやり方を覚えてしまったのだろう❓と感じる痕跡も多いのも事実です。完治した状態を再現するセンスに欠けているという事。

センスがある先生は、普段の私服、診療着、立ち振る舞いからも、ある程度判断できると思ってます。

センスが良く、診療が上手な先生は、全ての診療行動がスマートです。治療時間が闇雲に伸びる事はありません。タイムマネージメントもしっかり出来ているからです。

この様なケース、前歯、1番目立つ場所ですね、、、

細やかな、溝、凹凸、の再現性、材料の色の選択、仕上げの研磨、、、、センスです。

きっと欠ける前の歯は、こんな形態だったのでしょう、、、、回復イメージ、、大切です。

1つのケースですが、歯科治療は治療痕が明確に残る仕事なのです。治療痕で治療時、時間に追われていたのか?元々の先生のスキルがどの程度なのか?バレますよ。

患者さんには分かりづらい事ですね、、僕らは職人です。職人の腕の良し悪しまで見抜ける、眼力を備えてください。些細な違いですが、、、感じて下さい。

極論、少し神経質なぐらいが、歯科医には向いていると思っています。大雑把でアバウトな性格の方は向いていません。細かい仕事の連続ですし、、、人間的にはその方が付き合いやすいですが、、、☺️

医療行為は常に100%を目指しているが、叶わない事も‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

昨日お手伝いしている歯科医院さんで、インプラントをロストしました。凄く嫌な気分になりました。暫くしたら、インプラントを再埋入します。

患者さんから、手間がかかる、患者ですいませんと言われ、さらに気持ちが落ちた。2023年7月以来のロストである。

その時のブログを再アップします。

ベテランになればなるほど、治療の成功率は上がる。経験や知識の積み重ねからである。しかしながら、医療を生業にしていると、思った通りの結果が出ない時もある。

すごくムカつきますし、患者さんの期待に応えられなかった自分を責めまくります。僕は、、、、患者さんのせいにしない。

インプラントをロストしました。

100%ではないのです、医療行為は、、つくづく難しい商売だなと、、、

成功例ばかり提示する先生は多い。僕は上手くいかなかったケースも提示する。そう決めている。

全ては成功率100%にする戦いのために、、、、、

術前のレントゲン。インプラントだけは僕が担当した患者さん。この状態で常勤の先生からバトンタッチしました。

ペリオかな?右下の骨欠損が大きめ、、、、

埋入後。長めのインプラントは使えなかった。

しつかりとこのケースは待ったのだが、、、補綴物にトルクをかけたら、くるっとインプラントが回ってしまった。

このケースは他院さんの出来事だが、難しいケースを任されているとはいえ、しっかり応えられなかった事が悔しくてたまらない。

きちんと同意書も交わしているので、インプラント治療の成功率が100%でない事は患者さんがとてもよく理解してくれていた。

患者さんの期待を裏切ってしまった事、素直に謝った。

僕らはこの繰り返しである。廃業するまで100%にする戦いである。

本当に難しい商売である。患者さんのせいにする様になったら、僕は歯科医を辞める。

現在このケースは、インプラントを再処置させてもらい、しっかりと骨に根付き、歯が入りお使い頂いている。

インプラント治療はインプラントメーカー、術者の経験値が大切なんです‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます‼️

今年になってから今までで、128本のインプラントを処置しています。先日集計しました。世田谷区内、東京都内でもトップクラスであると自負しています。

僕は自分の診療所、その他2軒の歯科医院で、診療しているので、症例数が他の開業医に比べて多いと思っています。

全ての症例のレントゲン、口腔内写真をタブレットに保存し、持参しているので、いつでもどこでも担当した症例が確認できます。

インプラント治療は他の歯科治療よりも、術者の経験値がより強く反映する治療だと思います、医科と違い、インプラント手術の症例数を公表している歯科診療所は少なく、患者さん自身で経験値を先生に聞くしかないですから、、、直接先生には聞きにくいですよね。

メーカーは世界4大メーカーを選ぶと安心です。

今やテレビCMでもインプラントの宣伝している歯科医院さんまで、、、しかもありえないぐらいの安価な価格を標榜して、、、

僕はあの価格では処置できませんし、自分が患者さんだったら、やりません。体内に長期間入る物ですし、どのようなメーカーを使用しているかは、CMを見る限り分かりません、僕は信頼できるメーカーの製品を入れたいですから、、、

患者さんは闇雲にインプラント、インプラントと言われますが、本質をとらえて頂きたい‼️

どこどこのインプラントを入れていますと言える歯科界になる事を、、、どこどこがメーカーです。

トヨタのクラウンに乗っていますみたいな、、、クラウンだけでもトヨタって分かりますでしょ?インプラントも同じなんです、ストローマンを入れていると言えたら、最高です。

世界4大メーカーとは

ストローマン社、ノーベルバイオケア社、ジンヴィ社(旧ジンマー・バイオメット・デンタル)、アストラテック社です。2023/03/31

歯科医治療はチーム医療である‼️歯科医師以外のスタッフも一流でないといけません‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

今まで色々な歯科医、診療所を観てきました。色々な場所で診察をし色々な先生達の人間性、技術を盗みたかったからである。1人の著名な先生の元で勉強させて頂くのも得るものが大きいと思うが、僕は診療バリエーション豊かな歯科医を目指していたからです。

歯科医は上から下まで様々な先生が存在します。学会などでの発表は素晴らしい❗️と思う反面、実際の診療所の臨床は随分妥協が多いと感じる先生、スタッフからえらく文句が出てくる先生も多く見てきた。その中でも一流の先生には流石に敵わないと感じた事も多くありました。

歯科治療はチーム医療です。歯を削る事がとても上手い先生であっても、被せ物を作る技工士さんの技術が伴わなければ、台無しです。こんなに丁寧に治療しているのに、技工がこれか?と感じた事、多々あります。歯科あるある、僕らも営利目的で仕事をしている限り、技工料金の高い、安い、は考えないといけないですが、先生の技量と技工士の技量のバランスが悪い、、、、、

難しい問題でもありますが、、、、

そんな思いを振り返ると、現在の僕の周りにいる技工士さん、女性スタッフは僕の誇りでもあります。勤続年数が長い、、、、

ここまでくるには正直、かなりの対話の時間を費やした、、、顧客の中で1番うるさい先生と感じた事だろう、、、、全ては患者さんの為、、、、

このブログを読んでる若い先生達、現在、保険診療でお世話になっている技工所、満足してますか?制作費用だけでコロコロ変えていませんか?技工所を、、、、

僕の診療所は保険診療の技工、私費治療の技工、入れ歯だけの技工、依頼する技工所が全て分かれています。

そのどれもが僕が歯科医になり技工を出して来た中で1番上手い仲間の集合体です。技工料は正直、高いけど、、、、笑い、、、

最後に技工士さんに仕事を依頼する時の技工指示書を、、見たことありますか?こんなやりとりで皆様の詰め物や入れ歯ができるのです。

みんな大嫌い‼️親知らずの抜歯‼️抜歯したくない‼️

桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます❗️

今日はみんな大嫌い、親知らずについてです。

親知らずの抜歯で1番大変な治療は下顎となります。麻酔の量も多く使用します。術後の腫れや痛みも全くないとは言えません。その為、術者の技術の差異がより顕著に現れる治療であると考えています。

何回か痛みや腫れを繰り返しているので、親知らずを抜歯しようと、賢明な判断を下す。一念発起。

僕は外科の専門医ではありませんが、インプラントや大学病院に紹介するであろう難しい抜歯を担当しているので、僕は親知らずを大学病院に依頼したことがありません。自院で全て処置可能です。

歯科治療全体でも親知らずの難抜歯は、患者さんの術後ダメージが大きい治療となりますので患者さんの心と体の準備も必要かと、、、

抜歯もインプラントも処置が早いと上手いみたいな風潮がありますが、違います。いかに患者さんの術後の腫れや痛みが少なく抜くか?がとても重要なんです。早さだけを求めたら、埋まってる親知らずの周りの骨を多く削ればいい訳ですから、、、処置する僕らには簡単なことですが、患者さんにとって骨を削れば削る程、術後の腫れや痛みが増すのです。

難しい治療になればなるほど偶発症の割合も増加します。これは医療の定めですね。

毎日が気の抜けない日々ですが、いつも通りしっかり治療して行きます。