患者さんと僕らの考えのギャップ

昨日よりさむいですかな?ラポール歯科クリニック、栗田です。

二月に入り、少しアポイントが落ち着いてきました。

先日読んだ、雑誌の中で印象に残った言葉があります。現役の医療関係者の

言葉で、”患者は医療に対して完璧を求めてくるが、医療とは常に反省と改善

が繰り返される不完全なものだ。”

”そんな医療の本質は一般には理解されにくい。医療行為の結果が悪ければ、

業務上過失致死傷事件として立件されたり、すぐに民事訴訟を起こされる時代

となっている。”

確かに僕も同感だ、単純なミスは許されないが、医療上正しい事をしても

医療は100%ではない。

北海道の上山先生(旭川赤十字病院)の出ていた番組で先生が、患者さん

に、”先生が頑張ってやってくれてもしだめなら仕方ないし納得する。”と言われていた。

ここまで言ってもらえる存在にならなくては、と心を新たにした記憶が蘇った。

上山先生の技術は勿論のこと、コミニケーションスキル、豊かな人間性の

賜なのだろうと、医療と言う仕事は難しく奥が深いものである。

さらに上山先生は、弁護士に今のままでは訴訟になると忠告される、しかし、

それでもスタイルを変えようとはしない、上手くいかなかったのは、医者の

責任だと。その時は医者をやめると、すごい覚悟を感じた。