桜新町の歯医者、ラポール歯科クリニック院長の栗田でございます。
今日は、一人の患者さんを長期間、継続して診て行く事の大切さについてです。歯科医になると数十年、何軒かの診療所で、勤務医として臨床経験を積んだのち、開業して行くのがパターンである。もちろん大学に残り、研究者や教職になるものも少数いるのだが、、、、
ってことは?だいたいの歯科医師は、一軒の診療所だけで診療することは極めて稀ですので、、
若い頃自分で診ていた患者さんの予後を、長期的に追えている歯科医師って、数少ないことになりますよね?この事はとても医療上、マイナスな事であると考えています。医療は学会発表でもわかる通り、ある程度の長期的予後が大切になります。その場限りの短期間の医療は真の医療とは言えないと思います。

結論、殆どの歯科医師は自分の治療後の長期的な評価ができないまま、開業して行く事になります。予後が良いのか?再治療になったのか?もう自分はその診療所にはいないからです、、、、、
患者さんの歯ブラシのスキルに関係なく、勤務医のやった治療は再治療になるケースが多いです。僕はいつもその子たちの後始末を何十年とやっております。
ある程度予後を診て行けたら、自分の施した治療からたくさんの学びがあると考えます。
僕は極めて特殊なタイプに属します。開業してから現在も、勤務医時代の診療所に週に1回、診療を続けています。昨日も18年前に自分で処置をしたインプラントケースを担当しました。インプラントの被せ物がはずれたとの事、セメントリテインのため仮着としました。
とても考え深く拝見しましたし、あの頃の自分はどんな力量であったかを口腔内や、補綴物から感じるとることができました。自信にも繋がりましたし、やんちゃで未熟な自分もいました。
インプラントはインプラント周囲炎もなく良好、補綴物の適合も問題なしでした、ただ埋入深度がヤンチャしていました。現在であるならもう少しセーフティーゾーンをとるだろうな、、、と、もちろん麻痺などはありませんが、神経に近し。
こんな感じで自分で治療した所の長期予後を知れるのは、とても僕自身勉強になるのです。
開業したら嫌でもその医院での歴史が始まります。長期症例から学ぶ事、半端なく財産になります、体が続く限り勤務医時代の医院さんでも診療を継続するつもりです。開業医で僕ほどの長期経過を持っている人を知りません。。


ラポール歯科クリニック